コインチェック 仮想通貨の取引凍結事件を簡単に解説
出川哲朗さんのCMで話題の仮想通貨取引所、コインチェック(coincheck)https://coincheck.com/ が2017年1月26日正午ごろから、コインチェックの顧客に対して仮想通貨NEM※の取引を停止するというメールが送られました。
※仮想通貨NEMとは、ビットコインなどと同じく仮想通貨の一つであり、New Economy Movement(新しい経済運動)の頭文字を略したものです。
NEMはbitcointalk.orgのフォーラムで2014年1月19日にutopianfutureというハンドルネームの人物により企画が出され、2015年3月31日に公開された新しい仮想通貨です。
その通貨の取引ができなくなった・・・その中で不審な取引を指摘した人物が現れました。
「不審な多額の送金が行われている」
仮想通貨の取引というのは協力者のいくつものチェックを受け、送金されます。なのでお金がどういう流れをしているのかは分かる人にはわかるのです。
コインチェック(coincheck)はハッキングされたのか?
その時点で5.6億NEMが不審に送金されていました。日本円にして620億円です。その事実とコインチェックの取引停止の対応を照らし合わせ、ハッキングされたのではないかという噂がたちました。
例えて簡単に言うと、コインチェックという銀行からインターネットを介してNEMというお金が620億円盗まれたということです。
盗まれたお金の持ち主は、顧客です。銀行に現金があるわけではありません。一般人の通帳から620億円というお金が消えたことになります。
その後、コインチェック(coincheck)は一切の取引が出来なくなり、NEM以外の通貨や預けている日本円の入出金も出来なくなりました。
NEM財団からのコメントでハッキングが確定的に
NEM財団はNEM通貨を発行している財団です。この財団の関係者から
「Coincheck社はNEMのマルチシグコントラクト(有料のセキュリティシステム)を使用していなかったため ハッキングされXEM を盗まれたのである。NEMの脆弱性ではないのでフォーク(救済措置)は行わない。今回の盗難は仮想通貨市場最大の被害額である」
とツイートされたのです。
このツイートにより、ハッキングが確定的となりました。
まだ現時点ではコインチェックからの公式発表がないため、ツイッターでは通貨を預けている人の阿鼻叫喚のコメントが続いています。
コインチェック社の公式記者会見は1月26日23:30からと報告があります。
生中継、生放送中のサイトは下記で行われるようです。
コインチェック緊急記者会見生中継(ニコニコ)
http://live.nicovideo.jp/embed/lv310561584
ニコニコが見られない方に、abemaTVでもやるようです