末期がん│介護保険を知っておこう

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介護保険というと、痴呆症や老人で寝たきりになった人を思い浮かべるでしょう。

でも、健康保険に入っていて40歳以上で介護が必要になったら介護保険が出る場合もあるんです。

介護保険制度の概要│厚生労働省

そう、例えば末期がん。

末期がんで余命宣告を受けても、まだ意識があるうちは家に帰って過ごしたいと思うのが大多数の方でしょう。ご家族に見守られ、ゆっくり死んでいきたい・・・。ご本人の願いを、家族もできるだけ叶えてあげたい。

だけど、病状が進み動けなくなった時のご家族の負担ははかりしれません。

そんな時は、急いで区役所等に行き、介護申請を行ってください。通常、申し込んでから介護度が決定して保険証が出るまでに1~2ヶ月かかりますが、申し込んだ時点から、介護保険は使えるのです。

何に使うかというと、電動で背もたれや高さが変わる「介護ベッド」、足がおぼつかなくなった時の「歩行器」、トイレやお風呂の「手すり」、また、病状に合わせて訪問介護や訪問医、ヘルパーなども頼めます。それから、自宅でお風呂に入れてくれる入浴サービス、介護タクシー、車いすや室内トイレなど・・・あげたらきりがありません。

家族に迷惑をかけて、心のなかで面倒だと思われてしまうと残す方も残される方も、心にしこりが残ります。

介護保険を申請すると、ケアマネージャーさんというのがひとりひとりについて、何が必要か、どの手続をするべきか、いろいろ親身になって教えてくれます。

時々、ケアマネージャーさんとご家族の考えが合わない時があります。うまく気持ちを伝えてもなお、わかってもらえなようなケアマネさんでしたら「チェンジ!」もできるのです。

心穏やかに、最後を看取りたいものですね。