舛添さんの不適切な経費利用、辞任問題

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舛添知事が、都議会で激しい質疑にあった。若手議員による追求に、舛添知事は落ち着いた話しぶりで説明していった。若手議員は矛盾点を出したかったらしく、ひとつひとつの応答に対して執拗に攻めていった。

この会議を見ていて、この若手議員の表情には何かに共通するものがあった。

「いじめ」ている時の子供の顔だ。いわゆる、ドヤ顔。

不正な経費利用は、もちろん咎められ補償されるべきもの。許せない使い方をしていたのは間違いない。だけれども、連日のマスコミや知識人と呼ばれる方々のコメント、ネットでの非難を見ていると、どうも私にはいじめにしか思えないのだ。

口答えできない立場の人間を、公の場で、言葉尻を取っては「都民はこう思っています!」と、やたら連呼していたけれど、これが私にはいじめっこがよくやる、「みんなお前のことこう言ってたぜ!」「みんなお前を嫌ってるよ!」と、全く同じに見えたのだ。

だが、すでに舛添知事は不適切だと思う分の金銭を返還することを約束し、今後任期いっぱいまで無休で働くつもりだという。会計も第三者が詳しく調査に入っていて、2chなど一般人から執拗な追跡を受け、家族まで丸裸にされている。

リンチ以外の何物でもない。

面白がって汚く罵ってる人もいるが、自分が彼の立場になったとしたら、耐えられるのだろうか?

彼は確かに、甘かった。色々出てきた事実を見ても、そのまま見過ごせる内容ではない。

だけれど、辞任を表明するまで、自殺をするまで、抹殺するまで追い込みが止まらないこの形・・・日本の嫌な文化だ。そしてそのうち、失敗談を面白おかしくバラエティで突っ込みながら笑うのだろう。

だからTVは嫌いだ。